PERFORMANCE & DETAIL 性能 & 商品詳細

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DG Coolの全容量の55%にプロピレングリコール液を使用。さらにF1エンジンの冷却水としても使われる純水と、独自開発の添加剤を組み合わせています。これによって、エンジン熱の吸収と放出を効率よく行う「ヒートレスポンス」に優れた性能を持ってします。また、プロピレングリコール液は消泡作用にも優れているので、ウォーターポンプの回転によるキャビテーション(泡立ち)を大幅に抑えることができます。

エンジン冷却水の交換について

クルマのエンジンには2種類の液体が使われています。そのひとつが「エンジンオイル」そしてもうひとつが「エンジン水=化学液」です。どちらもエンジン始動後は常にエンジン内部を循環しているので徐々に劣化してきます。そのために交換が必要になるのですが、オイルに比べてエンジン水=化学液は交換されるケースが少ないのが現状です。理由としては冷却水はオイルに比べると、劣化による症状を体感しにくいので「交換のタイミングがわかりにくい」というのがあります。 オイルでは「量が減る」「真っ黒に汚れる」という目で見てわかる変化や「エンジン音が大きくなった」など聞いて判断できる部分があります。それにオイルには点検するためのレベルゲージがあるのでチェックしやすい環境が整っているのです。 ところがエンジン水=化学液は違います。日常的にチェックできるのはリザーバータンク内の量とそこで見えるエンジン水=化学液の色といったあたりですが、量が減るという変化もほとんどありませんし、色が極端に変化することもありません。また、走り が悪くなったり、エンジン音に変化が出たりもしません。このように、見てわかる変化に乏しく、身体で感じられることもないために交換時期の判断がしにくいのでしょう。


エンジン水、化学液の劣化とは

エンジン水、化学液はベースとなる液体に各種添加剤を混ぜて作りますが、添加剤のひとつに防錆剤があります。こちらはその名のとおりラジエターやエンジン内の水路を錆や腐食から守る役目があります。 この防錆剤はエンジン内の冷却水通路の壁に添加剤の皮膜を作り、金属面と水分が直接触れ合わないようにしているのです。しかし冷却水の劣化(添加剤の劣化)がはじまると皮膜の効果が落ちてくるので、水路の壁が痛む(錆や腐食する)という 状態になるのです。 ちなみにエンジン内部を流れるエンジン水、化学液の水圧はかなり高いので、添加剤による皮膜はこの水圧で受ける衝撃からも水路の壁を守る働きもあります。 さらに、エンジン水、化学液の劣化が進むと錆やカルキ等の不純物がエンジン水、化学液に混ざります。その不純物はエンジン水、化学液の流れに乗ってラジエターに到達しますが、ラジエター内の水路は極細なので不純物によってラジエターが詰まることもあります。また、不純物はエンジン水、化学液の働きをスポイルすることもあるので、適切な水温コントロールを阻害することもあります。 エンジンの水路ともなると、外からメンテナンスができないので、冷却水に含まれる添加剤の働きに頼るしかない部分なのです。それゆえにエンジン水、化学液の定期的な交換はオイルと同様に大事なことなのです。


エンジン水、化学液の交換時期について

それでは交換するタイミングについてです。最新のクルマでは10年無交換をうたうものもありますが、本来の性能をキープしていられるのは4~5年といったあたりでしょう。そのため新車購入から2回目の車検を受けるときにはエンジン水、化学液、の交換をお薦めします。中古車の場合は以前の交換歴がわかりにくいものです。そこでご自身が手に入れてからエンジン水、化学液を交換したことがないのなら、次回のオイル交換をするタイミングでも交換されてはどうでしょうか。






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